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[1] tree
依る不可
s-101
1-o_yo-101
此例に依る又不可とせずと
[2] tree
謂ふ然ら
s-102
1-o_yo-102
僕謂ふに然らず
[3] tree
人民言語天性本づく
s-103
1-o_yo-103
盖人民の言語天性に本づく
[4] tree
風土寒熱人種源由合し生ず
s-104
1-o_yo-104
風土寒熱人種の源由相合して生ず
[5] tree
變ずべから
s-105
1-o_yo-105
必變ずべからず
[6] tree
漢土學ぶ
s-106
1-o_yo-106
昔我國漢土の音を學ぶ
[7] tree
沿襲久しき失す
s-107
1-o_yo-107
沿襲の久しき其眞を失す
[8] tree
呉音云ふ
s-108
1-o_yo-108
之を呉音と云ふ
[9] tree
中葉及ん再び漢音學ばしむ
s-109
1-o_yo-109
中葉に及んで再び漢音を學ばしむ
[10] tree
沿襲久しき再び失ふ
s-110
1-o_yo-110
沿襲の久しき再び其眞を失ふ
[11] tree
漢音云ふ
s-111
1-o_yo-111
之を漢音と云ふ
[12] tree
唐音なる生ず
s-112
1-o_yo-112
故に今の唐音と別なる者を生ず
[13] tree
遂にならざる傳へ除くべからざる至る
s-113
1-o_yo-113
遂に此二音の眞ならざる者を傳へ亦除くべからざるに至る
[14] tree
王朝官府漢語用ふ
s-114
1-o_yo-114
且王朝の古官府亦漢語を用ふ
[15] tree
文化局し海内布く
s-115
1-o_yo-115
故に其文化局して海内に布くを得ず
[16] tree
遂に變じ候文なり和語奉る致す爲め如し置く
s-116
1-o_yo-116
遂に變じて候文となり和語に於ても奉る致す爲め如し等を上に置く
[17] tree
凡そ天性言語廢し言語用ひ欲する殷鑑的然たる
s-117
1-o_yo-117
凡そ此等天性の言語を廢し他の言語を用ひんと欲するの蔽殷鑑的然たる者に非ず乎
[18] tree
曰く然ら則ち吾子洋字用ふる如何
s-118
1-o_yo-118
曰く然らば則ち吾子の洋字を用ふる其説如何
[19] tree
曰く洋字和語書し呼法讀む
s-119
1-o_yo-119
曰く洋字を以て和語を書し呼法を立て以て之を讀む
[20] tree
如此き
s-120
1-o_yo-120
如此き耳
[21] tree
然る而てたる嚴令行はべきあら
s-121
1-o_yo-121
然るに而て其事たる嚴令して行はるべきにあらず
[22] tree
禁罰習はしむべきあら
s-122
1-o_yo-122
禁罰して習はしむべきにあらず
[23] tree
習ふ漸次行ふ歳月より及ぼしより至らしむ
s-123
1-o_yo-123
習ふに漸次を以てし行ふに歳月を以てし寡より衆に及ぼし小より大に至らしむ
[24] tree
同志結び同好投ずるあらざれ能は
s-124
1-o_yo-124
同志社を結び同好相投ずるにあらざれば能はず
[25] tree
結ぶなる先生名望假るあらざれ成すべからざるなり
s-125
1-o_yo-125
是其以て社を結ぶの要なる所にして又諸先生の名望を假るにあらざれば成すべからざる所なり
[26] tree
曰くならざれ變ぜ
s-126
1-o_yo-126
曰く利十ならざれば事を變ぜず
[27] tree
ならざれ更め
s-127
1-o_yo-127
害百ならざれば法を更めずと
[28] tree
洋字和語書す
s-128
1-o_yo-128
今洋字を以て和語を書す
[29] tree
利害得失果して如何
s-129
1-o_yo-129
其利害得失果して如何
[30] tree
曰く行はるれ本邦語學立つ
s-130
1-o_yo-130
曰く此法行はるれば本邦の語學立つ
[31] tree
なり
s-131
1-o_yo-131
其利一なり
[32] tree
童蒙初學先づ國語通じ既に一般事物通じ各國入る
s-132
1-o_yo-132
童蒙の初學先づ國語に通じ既に一般事物の名と理とに通じ次に各國の語に入るを得
[33] tree
同じ洋字なれ見る既に怪む足ら
s-133
1-o_yo-133
且同じ洋字なれば彼を見る既に怪むに足らず
[34] tree
語種語音既に國語通ずれ他語記性勞する
s-134
1-o_yo-134
語種の別語音の變等既に國語に於て之に通ずれば他語は唯記性を勞する耳
[35] tree
入學難易固より判然たり
s-135
1-o_yo-135
是入學の難易固より判然たり
[36] tree
なり
s-136
1-o_yo-136
其利二なり
[37] tree
言ふ書く同う
s-137
1-o_yo-137
言ふ所書く所と其法を同うす
[38] tree
書くべし
s-138
1-o_yo-138
以て書くべし
[39] tree
言ふべし
s-139
1-o_yo-139
以て言ふべし
[40] tree
即ちレキチュアトーストより會議スピーチ法師説法書し誦すべく讀ん書すべし
s-140
1-o_yo-140
即ちレキチュアトーストより會議のスピーチ法師の説法皆書して誦すべく讀んで書すべし
[41] tree
なり
s-141
1-o_yo-141
其利三なり
[42] tree
アベセ二十知り苟も綴字呼法學べ兒女男子讀み鄙夫君子讀み自ら意見書くべし
s-142
1-o_yo-142
アベセ二十六字を知り苟も綴字の法と呼法とを學べば兒女も亦男子の書を讀み鄙夫も君子の書を讀み且自ら其意見を書くを得べし
[43] tree
なり
s-143
1-o_yo-143
其利四なり
[44] tree
方今筭法行は往々能く
s-144
1-o_yo-144
方今洋筭法行はれ人往々之を能くす
[45] tree
横行
s-145
1-o_yo-145
之と共に横行す
[46] tree
便知るべし
s-146
1-o_yo-146
其便知るべし
[47] tree
而て大藏陸軍既にブウクキーピンク施行
s-147
1-o_yo-147
而て大藏陸軍等既にブウクキーピンクの法を施行す
[48] tree
横行用ゆ
s-148
1-o_yo-148
之と共に横行字を用ゆ
[49] tree
直に彼の取るのみ
s-149
1-o_yo-149
直に彼の法を取るのみ
[50] tree
なり
s-150
1-o_yo-150
其利五なり
[51] tree
近日ヘボン字書佛人ロニ日本あり
s-151
1-o_yo-151
近日ヘボンの字書又佛人ロニの日本語會あり
[52] tree
ども直ちに俗用記し未だ肯綮
s-152
1-o_yo-152
然ども直ちに今の俗用を記し未だ其肯綮を得ず
[53] tree
一たび立た一致べし
s-153
1-o_yo-153
今此法一たび立たば此等亦一致すべし
[54] tree
なり
s-154
1-o_yo-154
其利六なり
[55] tree
果して立た著述飜譯便り
s-155
1-o_yo-155
此法果して立たば著述飜譯甚便りを得ん
[56] tree
なり
s-156
1-o_yo-156
其利七なり
[57] tree
果して立た印刷便悉く彼の依り輕便言ふなかるべし
s-157
1-o_yo-157
此法果して立たば印刷の便悉く彼の法に依り其輕便言ふ斗なかるべし
[58] tree
にて發明するあれにて用ふべし
s-158
1-o_yo-158
彼國にて此術に就て發明する所あれば其儘にて之を用ふべし
[59] tree
便なり
s-159
1-o_yo-159
其便八なり
[60] tree
飜譯學術如き字音用ふる如く譯せ用ふべし
s-160
1-o_yo-160
飜譯中學術上の語の如きは今の字音を用ふるが如く譯せずして用ふべし
[61] tree
器械名物強て譯字下さ原字にて用ふべし
s-161
1-o_yo-161
又器械名物等に至ては強て譯字を下さず原字にて用ふべし
[62] tree
なり
s-162
1-o_yo-162
是其利九なり
[63] tree
果して立た凡そ歐洲萬事悉くなる
s-163
1-o_yo-163
此法果して立たば凡そ歐洲の萬事悉く我の有となる
[64] tree
自國行ふ文字廢し他國取る
s-164
1-o_yo-164
自國行ふ所の文字を廢し他國の長を取る
[65] tree
瑣々服飾變ふるあらざれ我が人民性質從ふ流るる如き世界誇り彼の寒やす足ら
s-165
1-o_yo-165
是瑣々服飾を變ふるの比にあらざれば我が國人民の性質善に從ふ流るるが如きの美を以て世界に誇り頗彼の膽を寒やすに足らん
[66] tree
なり
s-166
1-o_yo-166
是其利十なり
[67] tree
あり
s-167
1-o_yo-167
此十利あり
[68] tree
而て行ふ窮し决行ざる
s-168
1-o_yo-168
而て之を行ふ亦何を窮して决行せざる
[69] tree
曰く然ら果してあるなき
s-169
1-o_yo-169
曰く然らば果して害あるなきを得んや
[70] tree
曰く筆墨失ふ
s-170
1-o_yo-170
曰く筆墨肆其業を失ふ
[71] tree
なり
s-171
1-o_yo-171
其害一なり
[72] tree
然る所謂筆墨三都僅々のみ
s-172
1-o_yo-172
然るに所謂筆墨肆は三都其他僅々の數のみ
[73] tree
行ふ
s-173
1-o_yo-173
且行ふに漸を以てす
[74] tree
轉ずるあり
s-174
1-o_yo-174
彼亦業を轉ずるの暇あり
[75] tree
固より顧る足ら
s-175
1-o_yo-175
固より顧るに足らず
[76] tree
改めざるべから
s-176
1-o_yo-176
紙の製改めざるべからず
[77] tree
なり
s-177
1-o_yo-177
其害二なり
[78] tree
然る近日既に洋紙製造建るあり
s-178
1-o_yo-178
然るに近日既に洋紙製造所を建るの設あり
[79] tree
漸次推し全國及ぼす
s-179
1-o_yo-179
漸次の勢に依て推して之を全國に及ぼす
[80] tree
而て多く障子ガラスなら世界供すべし
s-180
1-o_yo-180
而て我の紙眞に多く我の障子ガラスとならば以て世界の用に供すべし
[81] tree
轉じなすなり
s-181
1-o_yo-181
是害を轉じて利となすなり
[82] tree
漢學者流國學者流傳聞頗る厭ひ嫉むあら
s-182
1-o_yo-182
唯漢學者流國學者流此説を傳聞せば頗る之を厭ひ嫉む者あらん
[83] tree
なり
s-183
1-o_yo-183
是其害三なり
[84] tree
然る所謂國學視れ國語始て立つべし
s-184
1-o_yo-184
然るに所謂國學を以て之を視れば之に依て國語の學始て立つヿを得べし
[85] tree
悦ぶべく惡むべきあら
s-185
1-o_yo-185
是悦ぶべくして惡むべきにあらず
[86] tree
况やより視るより差別なし
s-186
1-o_yo-186
况や我より漢と洋とを視る素より差別なし
[87] tree
而て洋字音語漢字畫字たる反する如きあらざる
s-187
1-o_yo-187
而て洋字は音語にして漢字の畫字たる我と相反するが如きにあらざるをや
[88] tree
彼れ利便知ら服すべきなり
s-188
1-o_yo-188
故に彼れ眞に其利便を知らば眞に服すべきなり
[89] tree
漢學如き拉丁如し
s-189
1-o_yo-189
漢學の如き我國に在て猶洋の拉丁の如し
[90] tree
兒童初め國語學び漢語從事しむ
s-190
1-o_yo-190
兒童初め國語を學び次に漢語に從事せしむ
[91] tree
中學以上なる
s-191
1-o_yo-191
是中學以上の科となる
[92] tree
分界自ら判然たり
s-192
1-o_yo-192
其分界自ら判然たり
[93] tree
所謂漢學者流中學以上教師彼の拉丁希臘學師如し
s-193
1-o_yo-193
所謂漢學者流も中學以上の教師として猶彼の拉丁語希臘語の學師の如し
[94] tree
登るなり
s-194
1-o_yo-194
是其學の級從て登るなり
[95] tree
患ふべきあら
s-195
1-o_yo-195
亦患ふべきの事にあらず
[96] tree
學窮手習師匠俗吏里胥聞か悦びざるあら
s-196
1-o_yo-196
唯村學窮手習師匠俗吏里胥の類之を聞かば甚悦びざるあらん
[97] tree
然れども令するあら
s-197
1-o_yo-197
然れども是之を令するにあらず
[98] tree
施行窘窮する至らざらしむ
s-198
1-o_yo-198
且施行上漸の一字彼をして窘窮するに至らざらしむ
[99] tree
卒然なき知るべし
s-199
1-o_yo-199
故に卒然の患なき知るべし
[100] tree
既にたるあら所謂なる眞利なるなり
s-200
1-o_yo-200
是を以て三害既に害の害たる者にあらずして所謂十利なる者は利の眞利なる者なり

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